こんばんは、トントン丸はペットボトルよりテニスボールのが好きです、赤杉龍一です。
巷で出回ってるフードについて私、赤杉が皆さんに知っておいて頂きたい事を、今日から何日に分けてご案内したいと思います。以前にも(旧HP)似たような事も書きましたが、今回はもう少しシビアになって考えたいと思います。
まずは、やはり主原料の中でもワンコの大好きなお肉。これから始まりましょう。では、お付き合いのほど宜しくお願いします。
【肉】
アメリカ農務省によると、ペットフードの製造においては材料の検査義務はありません。日本も検査義務はありませんでした。(日本では2009年6月に法律が変わります)
この状況が、4Dと呼ばれる材料を業界に許しています。
4Dとは、死亡した・死にかけている・病気の・負傷した動物の肉、骨組織、皮膚、内臓(勿論人間の食用には許されない)です。
このように分類わけされた、人間の食用として不合格となり廃棄処分のものが「4Dミート」と分類されペットフードに加工され、
これらタダ同然の原料はペットフードメーカーの利益追求に利用されていることが多いです。
屠殺場の廃棄物を動物に与えることは、ガンや他の退行性疾患を招くリスクがあると指摘されています。
なぜなら、これらの廃棄物はカビだらけ、酸敗、腐敗した肉(特に大腸菌)、サルモネラ菌に汚染された家禽の一部や、ひどくガンに冒された組織を含む可能性が高い為です。
DCの動物保護協会の調査では、路上轢死や安楽死によって死亡した犬猫がペットフードの蛋白源加工工場に運ばれていることを結論づけ、それらがパッケージにMeat(肉)やMammal Tissue(哺乳動物の組織)と表示されています。
不自然な条件下で飼育されるほとんどの家畜は、農場でホルモン剤、ステロイド、抗生物質が多用された動物でペットフードに使用されるのも問題であり、死んだ組織においてもこれらの薬品は存在し続け、そのまま職した体内に取り込まれていきます。
成長促進や肥満のためのホルモン剤、病気を防ぐための抗生物質、害虫を防ぐための殺虫剤など数々の薬品を与えられていて、これらの薬品は食肉として出荷する直前の一定期間、投与禁止のものが多く、検査時に薬品が数値以上残っているものは不合格となり廃棄物となります。(いわゆる副産物です)
これらの食品基準からはずれた肉を利用したペットフードが多く、このような肉の部分でさえ、原料としてペットフードに占める割合は少ないと言われます。
表示に肉のような原料を表す言葉として、「ミートミール(肉粉)」、「ミートエキス」、「ミートボーンミール(肉骨粉)」「畜肉および牛肉副産物」、または不明瞭に「肉類(ビーフ・チキン・マトン)」とある場合、肉と解釈しがちだが、実際は尿、糞、羽根、くちばし、足、腫瘍の部分が多くを占めている事がほとんどです。(加工を簡単にするためにそのまま処理されている)
【鶏肉】
鶏肉工場の検査により、50%以上がサルモネラ菌に汚染されていたり、腫瘍や不潔物を体内にもつ鶏も多かったといいますが、これは人間の食肉用の現状であり、ペットフードに使われている鶏肉はというと抗生物質、発ガン性物質としてしられる着色剤と防腐剤、バクテリアが基準以上のものだとのことです。
チキン使用とあるペットフードのラベルには、「鶏肉副産物」、「チキンミール」、「鶏肉副産物ミール」と表示してありますが、人間が食べない部分のくちばし、頭、足の先、羽、血液、尿、糞便などです。また、副産物は廃棄物になる為、多くは劣悪な環境で保管されてたり、防腐剤や防虫剤などが使われている事が多いです。
より不明瞭な表示でただ、「チキン」とだけのラベルもありますが、鶏肉使用となれば、先に述べたような人間の食品基準に不合格の4Dの、汚染された鶏肉などは使われません。
鶏肉を多くとるとガンやアレルギーの発生率が高いともいわれていますが、これは鶏肉(ブロイラー)は羽化してから約2ヵ月で出荷になる為、成長を早める成長ホルモンが使われていることが多い事や、狭い空間で育つ為、感染症防止に抗生物質が餌に混ぜてあり、こういった化学物質が体に残留することがある為、それが原因と考えられます。基準値内の鶏肉であれば人間の食べるものと同様ですので安心できます。
ワンコは肉食性雑食動物になりますので、本来お肉を食べてアレルギーや病気になると言うのは少し考えがたいと思いますが、私だけでしょうか。。。 しかし病気になってしまう背景に、上記のような事情があればなって当然ですよね。
ワンコにはどんな肉がいいのか?とたまに聞かれますが、どの肉も動物性タンパク質に変わりないのでどんなお肉でも良いと思います。ただ、お肉にも鳥、牛、豚、羊、馬など色々のものがあり、それぞれイイ所がありますので愛犬のお好みにしてあげたらどうでしょうか? ちなみに私の愛犬は鳥と馬が好きです。ラムやカンガルー、ナマズはお気に召さなかったです。
ラムは一般的に皮膚の状態や毛並みなど良くすると言います。これはラム肉に含まれるビタミン類やミネラルなどの美容に良い栄養素が鳥や牛に比べて多いからです。特に短毛種には結構オススメです。全てのお肉のお話をしだしたらキリがありませんので続きは直接聞きに来て下さい。(笑)
次回は穀物についてお話します。