COLUMN

はじめて愛犬を迎え入れる方へ

これから素敵な「ドッグライフ」をおくられる方々へ、より快適で過ごしやすくする為に知っていただきたい事を少しですがご案内させていただきます。

犬は昔から人間に仕える動物として飼われてきました。
どんな犬も「人間に仕える遺伝子」を持っています。
仔犬でも成犬でも飼い主が愛情を持って接すれば必ず最高のパートナーになるでしょう。
しかし、犬種ごとにそれぞれの仕事がありました。
一口に犬と言っても、いろんな性格・性質の子がいることを覚えておいて下さい。

たとえば、トイプードル。
この犬種は元々水鳥を回収する猟犬でした。
動く物には機敏に反応し、運動能力も非常に長けています。
また、常にご主人と一緒に行動したいという性格が特徴ですので、さみしがりやです。
飼い主に求められるのは、たくさんのスキンシップと運動(散歩)、そして共有できる(一緒に過ごす)時間です。
たとえば、一人暮らしをされていて、仕事などで普段外出する機会が多い方、帰宅後毎日のように散歩をすることが難しそうな方等には、トイプードルを飼うのは少し難しいかもしれません。
まずは自分のライフスタイルに合った犬種を選ぶことが大切です。

次に、その犬種にかかる費用やアフターです。
犬を飼えばご飯も食べますし、予防接種や通院、犬種によっては美容も必要になります。
こういった費用やアフターケアがどれだけかかるのかも、飼うにあたって事前に知っておきたいところです。

犬を飼うということは、家族が増えるということ。
10数年パートナーとして付き合うことになりますので、流行やその場のノリで決めず、自分のライフスタイルに合ったベストパートナーを選んで下さい。

プリティー・ワンでは、飼われてからも卒業生は私の家族同然と想っています。
特に「社会化教育」には力を入れており、噛む、吠える、暴れるなどといった問題行動を減らす飼育方法を皆様に提案しています。
ライフスタイルに合った犬種の選定、まずここが重要です。

 

安全な食事を与えるために

愛犬には、自分より健康でいつまでも元気でいてもらいたい・・・・・。

しかし近年、アレルギー性皮膚炎や人間の生活習慣病と同じ、ガン・糖尿病・心臓病・腎臓病・肝臓病・慢性疾患になる犬が急増しています。
さらに驚くのは、若くしてこのような病気で苦しんでいる子が多いということ。
一体何故でしょうか?

それは、日々の食生活が大きく影響しています。(もちろん遺伝や環境もあります)
皆さんは、愛犬が毎日口にしているドッグフードの銘柄・原産地・原材料などを覚えていますか?
もし、あなたに子供がいて、その子供に「どこでどのように作られたか分からない食べ物」を与えることを想像してみて下さい。
とても恐ろしいですよね?
そう、ドックフードも同様のことが言えるのです。

日本はペットに関する法律がまだまだ甘く、残念なことにドッグフードに関しては安全性が約束されていません。
飼い主である私たちが意識してあげなければ、愛犬の健康を維持することができないのです。

ドッグフードの選定で注意して頂きたい点。

まず目安になるのは価格。
安い価格のものは、当然原材料のコストも低く抑えられているので、そのようなドッグフードに安心で安全な原材料が使われているとはとても考えにくいのです。

次に、原材料の原産国が分からない物、または原材料の説明が明確になっていない物。
パッケージには「国産」と書いてあっても、実は原材料は、ほぼ海外のもの、多くはアジア製のものがほとんどです。
純国内生産であれば、そんなに安心できる物はないのですが、コストがかかるため、かなり高価になってしまいます。
なぜ、原材料の原産国にこだわるかと言いますと、過去にはフードにメラニンやカビの一種などが混入しており、多くの犬が不幸な目にあってしまった実例があったからです。
その多くはアジア製の原材料だったので、ここは要チェックしておきたいところです。

また、着色料や副産物、香料、発色剤の入った物、並行輸入品なども注意です。

では、どのようなドッグフードを選べば良いのか?というところですが、ドックフードに「一番良い物」という物はありません。
愛犬の体質に合ったものが、「一番良い物」ということになります。
いろいろなドッグフードを試し、体調の変化や毛艶や皮膚の状態をチェックして選んで下さい。
プリティー・ワンでは、その選択肢の一つに「ブラックウッド」や「ビィ・ナチュラル」を紹介しています。
犬の健康を第一に考え、知識・情報を得た上で愛犬のドッグフードを選んで頂ければ幸いに思います。

 

社会化教育の必要性

犬を飼われた後は、飼う前とは異なる問題に悩まされる方も多く見受けられます。
その殆どが、愛犬の「問題行動」についてです。
人と生活する以上、その家庭のルールに従って生活できることが何より重要です。
当店のテーマでもある「社会が理想とするドッグライフの提案」を基に、人にも犬にもストレスフリーな生活を創造しています。

つまり、吠える、噛む、暴れるといったことが軽減できれば、お互いにとってストレスを感じることなく生活できるわけです。
本当にこの子に出会えてよかったと思えるようになります。

社会化教育とは、人間と同様に幼少期に学ぶべきこと、「心のケア」です。
プリティー・ワンでは、他店で見受けられるような狭いケージに閉じ込める飼育方法は行っておりません。
幼いころから、わんちゃん同士で遊んだり、時にはちょっとした争いごとをしたり、人と触れ合いルールを学ぶ。
そして、のびのびと運動をすることで優しい子に育つのです。

一般的に周知されている躾は、「お手」や「お座り」といった芸にすぎません。
もちろんそれも必要な場合もありますが、飼い主様に牙を向けるようではいけません。

愛犬が成犬となり、社会に適用するまでの間、しっかりとお手伝いさせていただいております。
当店から迎え入れる子の豊かさに触れていただきたいと思います。